テーブルマナー

テーブルマナーは、食事を楽しむ上で大切ですよね。周りの人に不快感を与えないように注意したいものです。
テーブルマナーというと洋食をイメージしますが、普段食べている和食でも同じですね。
最近は、子供が一人でごはんを食べることが多いせいか、大人になっても箸の使い方がおかしかったり、
「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつが言えなかったりします。
「いただきます」は、食事のときに出される肉、魚などの食材の命に対する感謝の意味があります。
「ごちそうさま」は、食材を育ててくれた方、運んでくれた方、食事を作ってくれた方に対しての感謝のことばです。
言葉に出すのが一番ですが、食事の前と後に手を合わせるだけでも感謝の意味は伝わります。
小さい頃からの躾で習慣になっていれば、自然とできるようになります。
子供は親の姿をみて育ちますので、親が食事の時に正しいテーブルマナーをしていると子供もそれを見習います。
子供は、見ていないようで、よく見ていますから注意して下さいね。
三角食べは、ごはんやおかずを交互に食べることです。ごはんだけ食べたり、おかずだけ食べたりしません。
これは、口中調理といってごはんとおかずを一緒に食べることで、口の中でよく味わうためです。
ある女の子は、すしを食べるときに上の魚をとって食べ、そのあとにシャリを食べました。
悲しいですよね。これは親が教えないといけないことですね。

箸のテーブルマナー

テーブルマナーは、箸の使い方でも大切です。正しい箸の持ち方は、箸の真ん中より上を持ちます。
上の箸は人指し指と中指の第一関節ではさみます。下の箸は親指と薬指で固定します。 下の箸は動かさず、上の箸を動かして食べ物をつかみます。 この箸の使い方ですと、見た目も美しいですし、箸が自由につかえるので豆や豆腐でも楽につかめます。 握り箸は見た目も悪いですし、使い勝手もよくありません。
箸使いのテーブルマナー違反は、刺し箸があります。食べ物を刺してとってはいけません。 皿の上でうろうろ箸をさまよわせる迷い箸もNGですね。食器を箸で引き寄せたり、押しやったりする 寄せ箸も行儀が悪いですね。ごはんの中央に箸を突き立てるのは、お葬式の時ですからダメです。 箸を持ったまま人を指したり、まねくのも行儀がよくありません。 はしをなめるのも、ねぶり箸と言って嫌われます。 日本の和食は、箸の文化でもあります。正しく美しい箸の使い方は見た人の印象が違います。 食事をしていると、その人の事がよく分かるものです。
周りの人に不快感を与えないことと、良い印象をもってもらうためにも箸使いのテーブルマナーは
基本ですから注意したいものです。

洋食のテーブルマナー

テーブルマナーは、洋食にもあります。必要に迫られて高級レストランで食事すると、雰囲気に飲まれて食事も楽しめなかったりしますね。 肩の力を抜いてリラックスしましょう。とって食べられる訳ではありませんよ。
洋食のテーブルマナーは、ナイフとフォークが多数並べられたら基本的に外側から使っていきます。 スープを飲むときに音を立てない。スプーンを縦にしてスープを飲むと音はでません。スプーンの横から飲むと音がでやすくなります。 食事中休むときには、ナイフとフォークはハの字におきます。ナイフとフォークを揃えておくと片付けて下さいの意味になります。 ライスを食べるときは、無理にフォークの背中に乗せる必要はありません。フォークで普通にすくって食べてOKですよ。 外国では、こんな器用なことはしません。日本だけの習慣みたいですね。一体どこで教えたのでしょうか。
ナイフやフォークを落としたときには、ウェイターやギャルソンを手を上げて呼んで、拾って交換してもらいましょう。 初めての店で料理のオーダーに迷うときは、予算を伝えておすすめを選んでもらいましょう。 ワインを飲むときは、ナプキンで一度口をふいて飲むのがいいですね。グラスが汚れませんし、ワインも濁りません。 ナプキンは、服が汚れるのを防ぐ目的だけではありません。 女性の方は、口紅は控えめにした方が良いですね。料理を食べるときに口紅を食べることになりますからね。

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